受容 調和 新たな空気

「Doily」のお皿、三種。

パスタ皿とスープ皿2種。

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これらのお皿は実は花器として描いた。

でも、何を入れても好き好きで。

 

入れるものにより、そのものと調和して、新しい空気を生む。

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いつも思って描いているのは、「何かを入れるための器」という事。

器として美しいものであるだけでなく、そこに何かを入れて楽しむための器を作っていきたい。

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今の季節のものでも、ちょっと違ったものを取り入れてみても、

その時の気分で食事や花を楽しんでもらえたらいいな…。

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Doily-dot ボウル

Doily-dot のボウル。

このボウルの形が好きで、どうしても定番の作品にしたかった。

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いろいろな磁器を触ってきたけれど、本当に手に馴染むものは数少ない。

これはその中でも個人的に好きな手触りで、シェイプも美しい。

磁器にしてはしっかりとした厚さもあって、そのぽってり感もいい感じ。

手の中にほっこりおさまって、いろいろな飲み物を楽しむのに丁度いい。

その他、お料理の小鉢やヨーグルト、アイスクリームなどデザートを入れてもいいし、

小物入れとして机の上に置いておくのも便利。

今月は、このボウルの月。

注文がこれに集中している。

連休が明けたら、白磁を注文して取りかからなければ。

今は…ちょっと別の連作を描いているけれど、この連休で仕上がるので、それを窯に入れたら、

しばらくはマジメにお仕事します(笑)。

 

グレーの転写紙

お友達が遊びに来てくれた。

カフェにも行って、いっぱいおしゃべり。

で、家に戻ってきて、器を作ってみないかと言って見本を見せたら、

あれよあれよという間に綺麗な器が出来た。

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右が友達作、左がわたしの見本。

初めてとは思えない程、綺麗な手作業とセンスの良さ。

う~ん、こっちがいろいろ学ばせていただいた。

 

素敵過ぎる~まるで着物の図案のよう。

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いろいろあった転写紙から、このグレーを選んだのも彼女だった。

 

 

粋な食器が出来た。焼き上がりが楽しみ。

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同じバイク乗りでレースが好きな彼女とは、何かすぐ意気投合してしまって、

ブログ友達だったのが、もうずっと昔からの知り合いのように、山のようなお話。

でも、こうして作品を拝見していると、彼女の凛とした素敵なところが全て出ていて、

やっぱり作るものってそのひとが出るなあと、しみじみこのボウルを見て感じてしまった。

次お逢いするのは、サーキットですね。

その時はみんなでまた再会できますね。

今からとてもワクワクです。

 

 

 

信念~変えられない事

「Doily」の生みの親である、Foyerさんに凱旋したお皿。

これは、編んでいただいた全てのドイリーを入れた、異例のお皿。

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これを描いた時も思ったのだけれど、サインとしても使えるけれど、器として機能するように描いた。
「何かを入れる」ための「器」である、という事が、まず大前提にある、わたしの上絵。

そこが西洋陶磁上絵の世界とは真逆の場所にある。

西洋陶磁の世界は、どうしても装飾としての役割が大きい。

ヴィクトリア時代にその貴族が使っていたと思うような、アンティークはもちろん好きだし、それから入った器の世界、飾っていて綺麗なものもあっていいと思うし、わたしも時にそういうものも描く。

けれど、基本的にわたしの器は、「使って欲しい」。

お譲りする際、まずそれをお願いする。

今の器は使うためのものだけれど、模写をしていた頃のものをお譲りした時、最初にお願いしたのがその事だった。

「使ってください」

すごく勝手である(笑)。

でも、器は何か入れてなんぼだと思うのだ。

使ってそれが活きてくるのが、器の本来の持つ命だと思う。

今日、ふと思った。

どう描いても、何かを入れる事を常に考えて描いている、と。

何かを入れ、そのものと共振して存在する器を描いていきたい。

 

 

Wedding Plate

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結婚式の会場に、記念のプレートを作成し、設置したいという依頼をいただいた。

こういうおめでたい依頼はありがたい…というか、緊張~(^_^;)

これはイングレーズ+上絵。

1色パターンもあったりする。
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これはイングレーズ+プラチナ。

エスキース帳の中で、あれこれ思考錯誤している時間が好き。

どういう事が出来るかというのは、上絵の世界、そしてその中でもイングレーズの世界ではとても限定される。

その中で最大限出来る事を考える。
混色や色の接触自体が出来ないイングレーズの技法で、何処まで多色展開が可能か、あれこれ考えた挙句、「Doily Mosaic」が生まれた。

絵より技術的な制約が多いこの技法を選んだ事で、それを逆手に取って美しいものを作れないか、そんな事を考えるのもまた趣があってわたしは楽しい。

後は、窯がどれだけ耐えてくれるか、という事くらいかな(笑)。